こんにちは！仮想通貨初心者の方にもわかりやすく説明します。最近、アメリカの証券取引委員会（SEC）のへスター・パース委員が、面白い発言をしました。
実は、多くのNFT（非代替性トークン）は、証券ではない、と言ったのです！
「え？NFTって証券じゃないの？」と思った方もいるかもしれませんね。簡単に説明すると、NFTは「Non-Fungible Token」の略で、簡単に言うと、デジタル世界で唯一無二のものを表すデジタルデータです。絵画や音楽、ゲームのアイテムなど、色々なものがNFTとして存在します。
NFTの中には、売買されるたびにクリエイター（作った人）に自動的に報酬が支払われる仕組み（クリエイターロイヤリティ）があるものもあります。音楽配信サービスで曲が再生されるたびにアーティストに印税が入るようなものですね。
パース委員は、このクリエイターロイヤリティ機能があっても、NFT所有者が会社への権利を得ているわけではないから、証券ではない、と言っています。これはSECの公式見解ではないものの、重要な発言です。
ちなみに、SECは以前、特定の種類のミームコインやステーブルコイン（価格が安定している仮想通貨）も証券ではないと発表しています。会社などの経済的な権利を譲渡するものでない限り、証券とはみなさないという考えですね。
パース委員は、市場に出回っている多くの仮想通貨も証券ではないと考えているようです。ただし、例外もあります。
例えば、仮想通貨がまだ新しいネットワークやアプリの開発初期段階で配布されている場合です。この時は、状況が複雑になり、証券とみなされる可能性があるとのこと。
これを防ぐためには、仮想通貨を発行する側が、購入者への誠意を示すために、一定期間売却できないようにする（ロックアップ期間を設定する）などの方法があります。また、当局側も、証券登録の手続きを簡素化するような制度を作ることを検討しているようです。
少し難しい話もありましたが、要するに、多くのNFTや仮想通貨は、今のところ証券ではないと考える人がいるということです。ただ、状況によっては証券とみなされる可能性もあるので、注意が必要ですね。今後、SECによる規制がどのように進んでいくのか、注目していきましょう！
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